Category Archives: 自動車事情

中国自動車熱愛事情

ENGINE ( エンジン ) 2010年 02月号 [雑誌]
今月号のENGINE ( エンジン ) という雑誌に、今の中国の自動車事情についての特集記事「中国自動車熱愛事情」が載っていた。こういう特集記事はまだ珍しいと思う。今まで中国といえば、自分の知っている範囲では偽者とかパクリの車についてくらいしか雑誌で紹介されることはなかった。

中国国内のフェラーリ、ポルシェ、ロールスロイスなど高級車のオーナーがどんな人か紹介してあり、一般の自動車オーナーはどんな人かも少し紹介してあった。
台湾から移住してきた台湾人の人は、2000万のマンションを2件、全額借金で購入し1年足らずでマンション価格が倍になり、それを元手に成功したらしい。当時は銀行の融資基準が緩かったとか。中国に移住してきた時期が良かったと書いてあった。他には、女性の最年少らしきフェラーリオーナー(職業不詳)とか紹介してある。本当に中国の高級車オーナーの実態を紹介してあるかは不明。ただ、高級輸入車は中国では関税などの関係で日本以上に高くなることはわかった。

一般の自動車オーナーとして紹介してあるのは、なぜか300万円くらいする車のオーナー・・・。この雑誌自体が高級車志向みたいだからしょうがないけど、もっと本当の一般庶民の車生活がどんなものか知りたいなと思った。

ENGINE ( エンジン ) 2010年 02月号(amazon)

中国車と中国の車事情についての最新本

Magazine X Business vol.2 中国車のすべて(SAN-EI MOOK)

本屋で見かけたので読んでみました。
中国車だけの特集雑誌は珍しいと思う。内容は、この前の広州自動車ショーの記事が半分と、あとは今の中国自動車事情などについてが半分くらい。
思ったよりは詳しい記事が載っていました、けど少しわかりにくいかな。
中国では外国人が免許を取るのは難しいから、日本から取材に行った人が公道で試乗できなかったみたいなことが書いてありました・・・。

Magazine X Business vol.2 中国車のすべてを詳しく見る(SAN-EI MOOK)

広州モーターショーを調べる

今日のニュースで広州モーターショーのことを何度も報道しているのを見ました。
中国の賑わいを見ていると、東京モーターショーは寂しかったね、というようなニュアンスの報道が多いようでした。

広州モーターショー(広州自動車ショー)とは、中国の広州市で行われている自動車ショーです。
そこで、まず、広州市について少し調べてみました。
広州とは、中国語では「广州」、ピンインは「guang zhou 3声 1声」です。
広州市は華南地域の中心都市で中国の南玄関。そして広東省の省都(省の中心地)です。人口は約1000万人。面積は約7400km²。(ちなみに東京都の人口は約1200万、面積は約2,180km²)。地図はこちら
華南地域とは、中国南部地域のこと。広東省とは、香港と接する中国南部の省で、いろんな経済統計データにて中国の省の中でトップに立つほど経済的発展をしている都市だそうです。経済的に発展した理由は香港と接しているからとか、いろいろあるそうですが正確にはわからなかった。

広東省では、広東語が主に話されるので、いわゆる中国語(普通語)はあまり通じないらしい。私は普通語しか勉強していないので、広東語はさっぱりわからない。発音がかなり違うんですよね、広東語は。広東省の別称は「粤」で「粤语」は広東語のことです。ネットを見ているとたまにこの単語を見かけます。
広州市政府ポータルサイト(日本語)
このサイトはシンプルなので広州市の情報を大まかに知るのには便利、日本語ですしね。

広東省の自動車産業については以下のサイトで詳しくまとめられていました。参考程度にみるといいかもしれません。
広東省の自動車産業(みずほレポート)PDFファイル
広東省の自動車産業PDFファイル

そんなわけで広州市がどんなところか少しわかったので、モーターショーの方の話をすると、基本的にネットで見る限りだと、東京モーターショーなどと、盛り上がりは違いますが、ほかのショー会場とやっていることは同じだという印象です。
広州自動車ショーの特集サイト(中国語)
このサイトは中国の3大ポータルサイトの一つ网易(NETEASEという会社がやってる)の広州モーターショーの特集サイトです。

上記サイトの右端にある「广州车展新车排行榜」というのは「広州モーターショーでの新車の人気ランキング」のことです。「排行榜」というのは日本語で「ランキング」のこと。
これを書いている時点でのトップ3は、
ポルシェターボ(保时捷911 Turbo亚洲首发 售226.72万起
ポルシェカイエン(保时捷卡宴中国特别版 售价108.8万元
BMW760Li(宝马三款新车上市 售价58-288.8万
となっています。たぶん各サイトへのアクセス数でランキングを決めていると思います(想像)。
中国語では、ポルシェは「保时捷」(bǎo shí jié)、BMWは「宝马」(bǎo mǎ)です。

ポルシェなど、中国での平均年収などから考えるといったい誰が買うんだろうと思いますが、実際にはどんどん売れているので、パーセントは少なくても富裕層が少なからずいて儲かってしょうがない人がいるってことなんでしょう。

比亜迪(BYD)という会社について調べる

最近電気自動車関連の話で時々目にするようになった比亜迪(BYD)という中国の自動車会社について調べてみた。電気自動車やプラグインハイブリッドなどに強い会社らしい。バフェットさんが投資したことでも有名。世界で始めて量産型のプラグインハイブリッドカーを発売したメーカー。

比亜迪(BYD)の正式な中国語表記は
「比亚迪股份有限公司」
日本語表記は
「比亜迪股分有限公司」
中国語とは微妙に違う。

「股份有限公司」とは株式会社のことだから普通は略して「比亚迪」と呼ばれている。

この会社の子会社に「比亜迪汽車」という自動車を作っている会社がある。単に比亜迪(BYD)という場合は比亜迪にも比亜迪汽車の方にも使えるからわかりにくいです。

この比亜迪股分有限公司は香港に上場している民営企業。創業は1995年。主に充電池とデジカメ、携帯の部品などを生産。充電池の生産は世界3位らしい。充電池に強くて、自動車を作る会社も持っていたから、電気自動車やハイブリッドカーへの相性が良いことは容易に想像できます。

この会社の中国語表記は「比亚迪汽车」。これは日本の漢字と似ていますが微妙に違うので日本語のニュースで紹介されるときは
「比亜迪汽車」と紹介されています。「汽車」とは自動車のことです。略して”比亜迪”と紹介されることも多いようです。

中国語の発音を表すピンイン表記は

比亚迪
bǐ yà dí

比亚迪の意味はわかりませんでした。単語としては比は比べる、亚はアジア、迪は導く、とかいう意味があります。

ピンインは英語の読みとはいろいろ違うところがありますが(四声もあるし)、だいたいは似ています。
無理やりカタカナで表すと、”比亚迪”は”ビヤディ”って感じでしょうか。
親会社の英語表記はBYD Company Limited(ビーワイディー)
このBYDは比亜迪のピンインの頭文字を取ったものですね。

比亜迪股分有限公司の公式サイト

比亜迪汽車の公式サイト

比亜迪汽車の会社説明
親会社の比亜迪(BYD)の創業から、比亜迪汽車のことまで会社の歴史が載っている。興味がある人は自動翻訳サービスを使えばある程度は読めると思います。

美国著名投资者“股神”巴菲特的投资旗舰伯克希尔-哈撒韦

バフェットさんが投資したことも書いてありました。
「美国」はアメリカ、「股神」は「株の神様」のことですね。バフェットは「巴菲特(bā fēi tè)」で音訳になっています。バークシャー・ハサウェイは「伯克希尔-哈撒韦(bó kè xī ěr hā sā wéi )」これも音訳みたいです。

2009年9月15日のブルームバーグニュースを見ると
リーマンが破綻した後のアジア株(MSCIアジア太平洋指数の構成銘柄)の中で過去1年で最高のパフォーマンスを示し1年で約7倍に上昇したとのこと。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイよる18億香港ドル(約210億円)の出資が影響したらしい。

またこれは最近のニュースですが
比亜迪(BYD、広東省)の創業者である王伝福総裁が中国大陸出身者の中で長者番付トップで資産額は350億元(4900億円)だったとのこと。

取り合えず調べてことを忘れないようにメモ代わりに書いておきます。

中国の自動車関連サイトのニュース

中国の自動車関連サイトのニュースをざっと見たんですが、取り上げられるニュースは日本と同じ物が結構多いですね。今日はBMWの一風変わった魚のうろこが逆立ったようなデザインの車が取り上げられていました。あれは久しぶりに良いデザインだなぁと思いましたが、以前どこかで見たような気がしなくもないデザインでもあります。

このブログは始めたは良いけど、ネタがないことに気づいた。取りあえずは各国の自動車会社や車の中国語での表記を調べてまとめてみよう。

中国の車関連の動画サイト

中国の車関連の動画サイトを探していたんですが
日本からだと動画の視聴を規制しているサイトが多く取り合えず以下のyouku.com内の自動車コーナーだけ見つけました。
動画の再生には時間がかかりますがちゃんと動画はみれます。
youku.com 汽车
http://auto.youku.com/

まだちょっとしか見てないですけど、ランエボ(ランサーエボルーション)の動画が結構多い気がする。中国に限らず、アジアでランエボは人気というイメージがあるけどどうしてなんだろう。香港映画とか、ハリウッド映画の中のアジア関連の映画でもランエボをよく見かける気がする。
アジアだけじゃなくて海外でも人気なんだろうか。

中国での運転免許証について

いつか中国に行ったら車を運転したいなぁと思っているんですが
日本から旅行に行った人で中国で車を運転したという人の話を今まで一度も聞いたことがありません。
調べてみると中国は、ジュネーヴ条約締約国ではないので国際免許証が使えず他の国に比べて手続きが面倒臭いようです。
(このジュネーヴ条約によって国際免許証が交付される)
だから気軽にレンタカーを運転する、ことはできないようです。
香港とマカオは以前の宗主国のイギリスとポルトガルがジュネーブ条約に入っていたので、そのまま大丈夫なようです(ウィキペディアの情報ですが)。

ネットを見てると中国の交通事情は酷いから自分で運転するより、タクシーとか他の交通機関を使うほうがいいという意見が多い。
実際中国人の知り合いに「あんなに好き勝手にみんな運転してるけど事故とか多くないの?」と聞いたら
「事故は多いですよ、危ないです」との答え。普通に現地の人も危ないと思いながら生活してるみたい。

警視庁:日本人が外国で車を運転するには
上記の警視庁のサイトによると、海外で車を運転するには

  • 国際免許証を取得する
  • 現地の免許証に切り替える
  • 現地で免許証を取得する

この3つの方法があるらしい。中国では国際免許証は使えないから。現地の免許証に切り替えるか、現地で免許を取るかのどちらかになる。
この2つの方法はネットで調べてたけどちゃんとした情報がないのでまだよくわからない。