ちょうど中国で自動車学校に通っている人に話を聞けたのでメモ。
今は大学生は、4年生になるとほとんど全員といっていいくらい自動車免許を取りに行くんだとか。自動車学校に行く期間は3ヶ月ほどらしい。
ただ、まだ車は高くてなかなか買えない物らしい。車は買えないのにどうして免許を取りに行く人がそんなに多いのかはよくわからなかった(これは日本も同じかも・・)。
日本だと、高校から大学に行くときに免許を取る人が多いけど、中国だとこれが大学卒業前になってるのかなと思った。
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2010年度中国市場での人気車種ランキング
中国汽車(自動車)工業協会から去年12月と、2010年一年を通しての、売上ランキングが発表されていたのでメモ。
2010年12月(含全年)前十位轿车品牌销量排名
上の資料を見て自分でまとめてみました。
以下12月分の売上上位10車種
- F3 2.66万台(比亚迪)
- 朗逸 2.50万台(上海大众 上海フォルクスワーゲン)
- 桑塔纳 2.50万台(上海大众 上海フォルクスワーゲン)
- 腾翼C30 2.47万台(长城)
- 旗云 2.00万台(奇瑞)
- 悦动 1.97万台(奇瑞)
- 卡罗拉 1.90万台(一汽丰田 トヨタカローラ)
- 夏利 1.89万台(一汽)
- 凯越和 1.71万台(一汽)
- 福克斯 1.69万台(长安福特)
上記の10車種で合計21.29万台、市場占有率23%。
次は2010年の一年間を通してのデータ
- F3 26.39万台
- 朗逸 25.16万台
- 悦动 23.33万台
- 捷达 22.45万台
- 凯越 22.25万台
- 桑塔纳 21.01万台
- 夏利 19.87万台
- 科鲁兹 18.78万台
- 旗云和 17.35万台
- 新宝来 17.25万台
上記10車種で合計213.84万台、市場占有率23%。
日本の自動車メーカーの車種は一台も入ってない。
12月も、1年を通しても1位のF3というのは、比亚迪という会社が生産している車種。比亚迪(英語だとBYD)といえば、あのウォーレンバフェットが投資して、大きな利益を上げたことでも有名。
このF3の価格は、5.98~16.98万元。日本円では72万円~。軽自動車ではなくて、セダンでこの値段だから安い。中国の自動車サイトを見ると、一番グレードが低い6万元くらいのタイプでも装備がいいと書いてあるサイトを見たけど、実際に見たことも乗ったこともないので、どんな車かよくわからない。今度中国に行く時は乗ってこようと思う。
BYDのF3の車のデータや車体、車内の写真は上記サイトに詳しいものが載っています。
中国汽車工業協会(CAAM)
昨日、中国の2010年度の自動車販売台数が1,806万1,900台という発表があっていたけど
その発表をしているのが中国汽車工業協会(CAAM)というところ。CAAMとは、China Association of Automotive Manufacturersの略称。
中国汽车工业协会のサイト
http://www.caam.org.cn/
丁寧に日本やアメリカのデータまでまとめてある。
2010年度の自動車販売のまとめ
2010年汽车产销及经济运行情况信息发布稿
トップページの下のほうにバイクの生産量の棒グラフがあるけど、毎月200万台って・・・、大気があんなに汚れるのも納得。
中国、米国、日本各国の2010年度の自動車販売台数の合計
そろそろ2010年度の自動車販売台数の統計データが発表され始めたのでメモしておきます。
中国のデータ以外は出揃っています。
世界各国、中国、米国、日本の2010年度の自動車販売台数の合計
中国 1806万1900台 (1/11日更新)
米国 1158万8783台 前年比11.1%増
日本 495万6136台(その内軽自動車が172万6420台) 前年比7.5%増
データは以下より発表されているものを参考にしました。
日本自動車販売協会連合会(自販連)
全国軽自動車協会連合会
米調査会社オートデータ
中国汽車工業協会(CAAM)
2009年度分のデータは以下です。
中国 1360万台(前年比46.2%増)
米国 1040万台
日本 488万(その内軽自動車が168万)
2010年度は、中国と米国の差がいっきに広がった感じ。
この差はいろんな分野に影響が出ているんだろうなと容易に想像できる。
国別の自動車販売台数(2009年分)
この前国別の自動車販売台数(2009年分)を調べてみたので、こちらにもメモしておきます。
中国 1360万台(前年比46.2%増)
米国 1040万台
日本 488万(その内軽自動車が168万)
最初見たときは、中国がダントツで凄い!と思ったんですが、人口から考えると多くはないなと冷静になった。むしろ、日本の軽自動車の多さに驚きました。こういう具体的なデータを見ると、いろんなことの見通しがよくなるので、これからもちょくちょく気になったデータは自分で調べようと思いました。
中国車の燃費の表示方法は日本と違う
中国での燃費の表示方法
上の記事にも書いたんだけど、こっちにもメモ。
中国で販売されている車のメーターを見ると、車の燃費の表示方法が日本とは違うことに気づきました。
中国だと、燃費の表示が
l/100km
となっています。つまり中国の車の燃費は
100キロ走るのにガソリンを何リットル使ったか
で表示される。
日本は
km/l
なので、
ガソリン1リットルで何キロ走ることができるか
で燃費を表す。
最初はメーター表示だけが、「l/100km」かと思ったんですが、中国の車関連のサイトを見ても燃費は「l/100km」で表示されているので、車のメーターだけではなくて一般的にl/100kmが燃費として使われているみたいです。
あと、日本や欧州から中国へ輸出されている車でも、燃費部分は「l/100km」となっていました。
レクサスの中国での価格
少し前の記事ですが、レクサスの中国での価格が発表された時の記事があったのでメモ。
中国では海外から輸入した高級車は割高になるとは聞いたことがありますが、想像以上に高いです。
http://www.che168.com/article/html/200912/20091216/20091216_269069_1.html
LEXUS超级跑车LFA正式公布中国市场售价
記事タイトルの中国語の意味は、「レクサスのスーパーカーLFAの中国市場での価格が正式に発表された」
内容を見ると、
「LEXUS雷克萨斯中国今日正式公布旗下高性能双座超级跑车LFA在中国市场的官方售价,其厂家建议价为人民币5,988,000元。」
訳すと
「レクサス中国は今日、正式に高性能スーパーカーLFAの中国市場での公式価格を発表した。メーカー価格は5988000元。」
5,988,000元はこれを書いている時点の為替レートで計算すると
ヤフーファイナンス【CNYJPY=X】中国 元 / 日本 円
今、1元=12.53円なので、
約75,029,640円
見やすく書くと
約7,500万円
北米での価格が37万5000ドル
日本での車両本体価格が3,750万円
他の条件を無視して単純に比べると日本の倍の価格になってます。今は円高が急激に進んでいるので発表当時はもっと割高感があったはず。
中国での輸入車の関税については、WTOへの加盟前の10年ほど前だと、関税率100%を超えていたらしいですが、WTOに加盟し、2006年時点で乗用車の関税は25%にまで下がっている。
車の関税のことは検索してもよくわからないんだけど、一応、中華人民共和国駐日本国大使館のサイトの記事を参考にさせてもらった。
WTO加盟時の関税引き下げ
何かの雑誌を読んだときに、高級車は特別に関税(他の税金だったかも)が高いと書いてあったような気がするんですが、よくわかりません。こんど本屋に行って貿易関係の本を見てこようと思います。
最近読んでる中国関連雑誌
月刊 中国 NEWSという雑誌を毎月読んでいます。車の雑誌ではありません。ですが、中国における車関連のニュースもちょこちょこ載っていて面白いです。8月号では、ついこの前開催されたばかりの北京モーターショーに関する記事が少しだけ載っています。主に経済や社会面からみた中国の自動車事情についての記事です。車のコーナリング性能がうんぬんのようなことはもちろん載っていません。
この「月刊 中国 NEWS」という雑誌は、無駄に長くて読みにくい記事が少なく、コンパクトにまとまった記事が多いので気に入っています。特に、様々な分野のニュースを数行でコンパクトに紹介するコーナーがお気に入りです。
そもそもこの「月刊 中国 NEWS」はどういう雑誌かというと、まず中国国内で発行されている「中国新聞週刊」という週刊誌があって、その「中国新聞週刊」という雑誌をひと月分まとめて、翻訳し月刊誌として発売しているのがこの「月刊 中国 NEWS」という雑誌らしいです。「中国新聞週刊」は中国新聞社が発行していて、中国新聞社というのは新華社と並ぶ中国の国有通信社の一つとのこと。
自動車雑誌NAVIを拾い読み
本屋で見かけて、表紙に「本当の中国」という文字を見つけて手にとってみた。
ちなみに、このNAVIという雑誌はこの号で終わりになるんだそうです。
「本当の中国」というタイトルの記事ですが、本当のことは何もわからなかった、というのが読んだ感想でした。この雑誌がどうこうじゃなくて、自動車会社もたくさんあり、国土も広いから、よくわからないというのが本当のことのような気がします。
あ、この記事を読んで、一つ始めて知ったのは、上海などでは、信号にカウントダウンの文字がついていることです。
あと昔は、タクシーはフォルクスワーゲンのサンタナがほとんどだと聞いたことはありますが、今だにそうらしいです。
中国の若者の自動車免許
中国の大学生と話す機会があったので、最近の車事情のことを少し聞けました。
- 中国の大学生の間では自動車免許を取る人が増えてきているらしく、クラスの中で数人は免許を取りにいっている人がいる。
- 一般家庭にとっては自動車はまだ高くてとても買えない物
- 車は中国人にとって自慢の一つ
- 男性にとっては車と家が結婚するための必需品
とのこと。あくまでその人に聞いた話なので、どこまで一般的な物かはわからない。
人気の車は、日産、トヨタ、ホンダ、あと他のメーカーの名前は聞いてもわからなかった。日本ではBMWはBMWだけど、中国では別の呼び方をするから、わかりにくい。
車を持っていることは、自慢の一つといいつつ、その人は結構冷静な目で世の中を観察していて面白かった。