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中国のガソリンが93号、97号から92号、95号へ変更。

中国のガソリンは中国語で何と言うのか?と以前調べて、日本のレギュラーが93号、ハイオクが97号に相当する、と覚えていたんだけど、これが変更になったらしく、

93号→92号、

97号→95号

とのこと。ネットで見ると、これは中国の全部でそうなのかはよくわからなかった。

レギュラー相当の92号で1リッター7元ちょいなので、現時点での為替レートだと日本円で115円ほど、物価の違いを考えると、中国のガソリンは今とても高いと思う。そんな状況でたくさんの人が車を買いたがったり、実際に買ったりしてるのが凄い。

休旅车(休旅車)

ニュースを見ていたら、トヨタのVenzaが休旅车として紹介されていた。

休旅车(休旅車)は、SUV(Sport Utility Vehicle, スポーツ・ユーティリティ・ビークル)のこと。

百度を見ると、休旅车(休旅車)は、バリー・ソネンフェルド監督、ロビン・ウイリアムズ主演の「RV」という映画からきた新しい単語(←この辺よくわからない)で、日本でいうSUVだけでなく、もう少し広い範囲の車を表すっぽい。この映画のRVというのもキャンピングカーのことで、日本で言うRV車とはイメージが違う。

調べてみると、RVとはリクレーショナル・ビークルのことで、形状ではなくて、用途による分け方、というのを知ってなるほどと思った。

日本と中国のフェラーリの販売台数の推移

最近、フェラーリが中国での販売を抑制するみたいなニュースの見出しをよく見かける。

で、実際フェラーリの中国での販売台数はどうなっているのか?と調べてみてもわかりやすいデータを見つけることができなかったので、自分でフィアットの年次報告書(フェラーリはフィアットグループ)を調べたりしてグラフにまとめてみた。中国の販売台数については、年次報告書に台数が書いてある時と書いてない時があるので、書いてない年のものは色々検索して調べてみた。

日本と中国のフェラーリの販売台数の推移

*中国本土(香港は除いて)の台数。正規ディーラー経由の物で並行輸入は除く。

 

フェラーリ生産台数の推移

 

*世界合計での年間販売台数の推移。ニュースによるとこれから年間7000台以内に抑制するらしい。

 

フェラーリの中国での販売は、2011年に日本を抜いて年500台にまで増加している。フェラーリは世界での販売台数も制限すると言っているけど、すでに2012年には中国では正規品は横ばいになっているもよう。

ちなみに、2010年には、中国でフェラーリ正規ディーラーでの累計購入者999人目のセレモニーが行われている(ディラー立ち上げから6年目)。

並行輸入品については、データを見つけることができなかった。

中国の自動車の関税については、昔は関税100%だったのが、2000年頃には80%、その後、50%、40%と下がっていき、今は25%にまで下がっている。

ただし、中国には自動車消費税というものがあって、工場出荷価格に、排気量四千cc以上の場合は税金が40%かかる(2008年に20%→40%に変更になっている)。小型車だと3とか5%。

さらに、増値税というものが販売価格の17%かかり、さらに購入者が買うときに10%の車輌購置税(车辆购置税)がかかる。購入者は他に毎年、車船使用税(车船使用税)を払う(これは四千cc以上だと3600-5400元、なので10万円以下)。

さっき30分くらいで調べたので、内容には間違いがあるかも。

フェラーリの2012年の決算(円表示は今日の為替1ユーロ132円でざっと計算)

  • 販売台数:7,318台(+4.5%)
  • 売上:24億3,300万ユーロ(+8%、3200億円)
  • 営業利益:3億5,000万ユーロ(+12.1%、460億円)
  • 売上利益率:14.4%(ラグジュアリー業界と同じ)
  • 研究開発部門への投資:3億2,430万ユーロ(430億円)
  • ブランド関連ビジネス(リテール、ライセンス事業、Eコマース):売上5,000万ユーロ(66億円)

研究開発費が高いのが目にとまる。F1をやるために量販車で資金を稼ぐというのを聞いたことがあるけど、なるほどと思う。ブランド関連ビジネスというのは、最近あまり見かけなくなった気がするけど、フェラーリグッズの販売などからの売上。ちなみにアマゾンでフェラーリで検索すると、フェラーリ ライトエッセンスという香水がトップに来てこれは結構売れている模様。今はブランドロゴ丸出しの物よりこういうさりげない物の方が売れるのはなんとなくわかる。

ちなみにトヨタの研究開発費は2012年に約8000億円。

トヨタの2013年3月期通期連結決算を見ると

  • 売上高:22兆0641億円(18.7%増)
  • 営業利益:1兆3208億円(271.4%増)
  • 研究開発費:約8000億円

トヨタも研究開発費、結構使っている。

2012年の各国の売上台数(正規ディーラー)

  • アメリカ:2,058台(初の2,000台超え)
  • イギリス:637台
  • スイス:357台
  • ドイツ:750台
  • イタリア:318台(46%減)
  • 中東及びアフリカ市場:556台
  • 中国:500台弱
  • 日本:302台(14.4%増)
  • 大中華圏(中国、香港、台湾):784台(4%増,世界で2番目のマーケット)

大中華圏というのはフェラーリの販売地域の分け方らしい。
他の国のデータは2012年分はなかったので2011年の年度で見ると

  • 香港188台
  • フランス345台
  • オーストラリア150台(+9.5%)
  • シンガポール83台 (+66%)
  • インドネシア43台 (+65%)

台湾にトヨタのLFAが搬入の時とか

ユーチューブでたまたま見つけたんだけど、台湾にトヨタLFAが運ばれた時の搬入作業。

台湾での高級車の搬入作業を見るのは初めてなのでつい最後まで見てしまった。日本語のオーライ、オーライって中国語だと「来来lailai」というのを初めて知った。

トヨタのLFAは全世界で500台限定(ニュルブルクリンクパッケージも含む)生産、日本国内での価格は3750万円。


大きな地図で見る

LFAはトヨタの元町工場に作られた専用ラインで1日1台、手作業で2年間かけて合計500台生産されている(2012年末に生産終了)。

開発から生産まで、LFAで蓄積された技術は、簡単に真似できない貴重なものなんだろうなというのは簡単に想像できる。

中国、米国、日本各国の2012年度の自動車販売台数の合計

2012年度の自動車販売台数の統計データが発表されているのでメモしておきます。

世界各国、中国、米国、日本の2012年度の自動車販売台数の合計

中国 1930万6400台(前年比4.3%増、4年連続世界一、伸びは鈍化)
米国 1449万1873台(前年比13.4%増、リーマンショック前の水準に回復)
日本 536万9,721台(前年比27.5%増、過去最高の伸び)(内軽自動車は197万9,447台で30.1%増、過去2番目の販売台数)

データは以下より発表されているものを参考にしました。

日本自動車販売協会連合会(自販連)
全国軽自動車協会連合会
米調査会社オートデータ
中国汽車工業協会(CAAM)

2012年に日本で一番売れたのは4年連続でプリウスで31万7675台。
2012年に米国で一番売れたのは、トヨタのカムリ(Toyota Camry、404,886台)
2012年に中国で一番売れたのは、車名別では、フォードのフォーカス(福克斯、62万6616台)
フォーカスは中国のドラマを見ていても何度か見かけたことがある、たぶんスポンサー。

米国自動車市場は2000年に1740万台売れたのがピーク。
米国でのメーカー別の前年比の伸びを見ると、GM3.7%増、フォード4.7%増、クライスラー21%増、トヨタ27%増、本田24%増、日産9.5%増。

中国では伸びが4.3%と低いまま。中国での伸びのピークは、2009年から2010年。

2009年が、前年比46.2%増
2010年が、前年比32.37%増

中国では自動車生産設備への過剰投資が問題になってくる。

上海のナンバープレートとか

上海のナンバープレートが高い、というのは聞いたことがあるけど、上海の人に聞いてみたら、上海ではナンバープレートはオークションで売買されて平均60万円くらい。月9000枚くらい新規に取得されてる。

上海以外だと数万円で取得することができる場所があるので、他で取得して上海で使う人もいると聞いたけど、他で買えるならどうして、上海で高いお金を出してナンバーを買う人がいるの?と上海の人に聞いてみたら、上海の高架が朝と夕方の時間帯に上海ナンバー以外は載れないようになっているからとのこと。高架というのは、東京の首都高とか、各としにある都市高速道路みたいなもので、基本無料で使えて、郊外と上海の移動などには必ず使うらしい。警察に見つかると罰金は200元(2千円強)。なので仕方なく上海ナンバーを買うと言ってた。

中国が公用車の調達を国内メーカーに限定

ブルームバーグに中国の公用車に関するニュースが出ていた。

中国:公用車の調達先を国内メーカーに限定へ-外資締め出し開始か

(元の英語の記事)Audi-Led Global Carmakers May Miss Out on China’s $13 Billion State Fleet

日本語の記事はかなり省略されてる。

今年中国で公用車として購入される車のリスト(正式決定ではなく案みたい)が出されたが、それによると412車種がすべて、中国の国産モデルというもの。金額は推定130億ドル(約1兆450億円)規模。このニュースで中国国産メーカーの株価が上がっている。

今、公用車の8割が中国以外のメーカーの車で、アウディがその3分の1。たしかに、上海とか歩いていると、道を走っている高級車で一番多いのは、アウディ。国有企業の銀行とかでも、駐車場に停まっているのはアウディが圧倒的に多い。

中国全体では、売れている車の7割が海外メーカーの車。
2011年の売上データを見ると、例えば、BYDは売上上位車種から消えていたり(BYDのF3は2010年は一番売れていた)、国産メーカーが苦戦しているのがわかる。

例えば、乗用車のデータを見ると、
2010年度の中国国内メーカーの乗用車は、627.30万台売れて、市場占有率45.60%
2011年度は、611.22万台売れて、市場占有率42.23%に落ちている。

2011年度、中国市場での人気車種ランキング

中国汽車(自動車)工業協会から2011年一年を通しての、売上ランキングが発表されていたのでメモ。

2011年前十位轿车品牌销量排名

去年の2010年度中国市場での人気車種ランキングと比べて簡単にまとめてみた。

2011年,销量排名前十位的轿车品牌依次为:

  1. 凯越(エクセルexcelle)、25.35万(ビュイック上海通用 上海GM)
  2. 朗逸(ラビダLAVIDA)、24.75万(上海大众 上海フォルクスワーゲン)
  3. 科鲁兹(CRUZEクルーズ)、22.12万(雪佛兰 米国シボレー)
  4. 捷达(JETTAジェッタ)、21.79万21.79万(一汽-大众 FAWフォルクスワーゲン)
  5. 宝来(BORAボーラ)、20.70万(大众 フォルクスワーゲン)
  6. 桑塔纳(SANTANAサンタナ)、20.40万(上海大众 上海フォルクスワーゲン)
  7. 赛欧(SAILセイル)、19.79万(上海通用雪佛兰 上海ゼネラル・モーターズ、シボレー)
  8. 夏利、19.65万(天津一汽夏利)
  9. 悦动(Elantraエラントラ)、19.10万(现代汽车 现代汽车、韓国ヒュンダイ)
  10. 福克斯(FOCUSフォーカス),18.90万(长安福特 長安フォード)

この10車種で合計212.55万台、全体の21%を占める。

2011年は、米国とドイツのブランドが強く、アメリカのブランドでは、凯越(ビュイック・エクセル)が一番売れている。科鲁兹(シボレー・クルーズ)はTOP3入り。福克斯(フォード・フォーカス)も前年に続き、TOP10入り。

ドイツブランドでは、朗逸(ラビダ)、捷达(ジェッタ)、宝来(ボーラ)、桑塔纳(サンタナ)が穏やかな増加を続けている。

中国のブランドでは、わずかに夏利だけが8位に入っている。夏利は2010年は7位だった。

去年(2010年)に売上トップ(26.39万台)だった比亚迪のF3は上位10位から消えている。

韓国ブランドでは、ヒュンダイの悦动(エラントラ)が底堅く売れている。

車の写真も一緒に載せたかったけど、著作権の問題があるのでできなかった。
何かいい方法があるといいんだけど。

2011年の中国での国別売上台数のランキング

2011年乘用车分国别销量情况

中国語がまだまだなので、間違っているかもしれませんが。
簡単にまとめると以下。

中国の独自ブランドの乗用車の売上台数は611.22万台。前年より、2.56%下落。乗用車全体の42.23%を占める。

その他、国別の販売台数と占有率は
日系 280.74万 19.40%
ドイツ系 238.47万 16.48%
アメリカ系 159.17万 11.00%
韓国系 117.23万 8.10%
フランス系 40.41万 2.79%

アメリカ系がイメージよりは少ない印象。ドイツはフォルクスワーゲンがあるから多いのは納得、あと高級車のアウディも人気。

中国で走ってる車

この前中国に行ったので、街中で見かけた車の印象とかメモ。

  • タクシーはサンタナ系がほとんど、サンタナにもサンタナ2000とかサンタナ3000とかいくつかタイプがあるらしい。街中を走っているタクシーはぼろぼろの状態の物が多く綺麗な物はほとんど見なかった。ワックスをかける習慣とかあるんだろうか。
  • 日本車が思った以上に少なかった。
  • 小型車は少ない。
  • 交通事情はたしかに悪いけど、思ったより早く慣れることができた。
  • 信号はほとんど守らないけど、場所によっては守っている場所もある。
  • 自転車は予想以上に見かけなかった。
  • そこら辺を走っているバイクらしいものは電動バイク(地元ではバイクと電動のバイクっぽいものは別物らしい)が多い、なんだか手作業で改造してるようにみえた。地元の人に聞いたら、家でバッテリーを充電して使うらしい。バイクに関しては、綺麗なバイクというものを見つけることはできなかった・・。
  • 街中の渋滞は酷い、タクシーやバス、個人の車に乗せてもらったけど、戦場みたいだった。ただ、あっさりしていて、イライラしてクラクションを鳴らすというより、普通に当たり前のようにクラクション鳴らしまくっていた。クラクションの音はかなりうるさい。
  • 大都市の大気汚染はかなり酷い、予想以上に酷くて、ほんと長く住んでると健康に影響がありそうだと真剣に思った。
  • 高級車は圧倒的にアウディが目についた。某お金持ちが多い地区では、フェラーリや、ロールスロイスファントムとか、普通に走ってた。
  • 地元の人に話を聞くと、ガソリン価格がとても高くて、車を買ったとしてもガソリン代が高くて走らせられないとか言ってた。
  • こちらで車を運転するには、国際免許証が使えないけど、こちらで免許を取って運転してる人がいた。

後で調べてたら、アウディは人気ランキングでも上位独占してるんですね。販売台数も2011年に入って過去最高を更新してる。

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アウディのA6、A8、A4、あとこれらのロングバージョンのA6Lとか、Lが付くシリーズが人気。あとBMWもよく売れてる、日本車だとマツダのアテンザあたりが人気なのを見ても、なんとなく中国で人気のある車が想像できる。